サウナグッズの研究室 サウナパンツ 制作事例 雑記

2025年以降の『館内着文化』の提案

ご機嫌いかがでしょうか?

サウナグッズ研究室です!

今回は2024年ごろから引き合いが増え、2025年4月時点で実績としてリリースできている「館内着」の制作事例についてお伝えさせていただきます。

これまでの館内着文化や、『SaunaGoodsLabo.の実績=制作事例や納品実績』を踏まえての未来予想と、改めての自己紹介をまとめてみました。

お時間あれば是非読んでいってください。

サウナグッズ研究室

2025年以降の『館内着文化』の提案

先に個人的な結論を書かせていただきます。

ポイント

「クオリティの高い館内着を作り、販売可能な座組みで運用する」のを「2025年以降の館内着文化」として提案します。


特に「外国人ゲスト」も想定されている施設様であれば強くおすすめしたいと考えています。

なぜなら日本のサウナ文化が生んだ傑作。「サウナパンツの原型」をウチは採用しているからです。詳細はコチラ

また、具体的な根拠として直近でのサウナグッズ研究室での制作事例をいくつかご紹介します。

事例① ザキオカサウナ様

2024年12月にオープンした愛知県岡崎市にある「ザキオカサウナ様」

ウチのドットメッシュシリーズを過去に購入⇨使用感を気に入っていただき、「新規オープンするサウナのレンタルサウナ着として導入したい」と相談を受け、刺繍&サイズ別注対応にて納品させていただきました。

男女での混浴シーンにも違和感なく使えます。

施設のオープン直後、サウナグッズ研究室のHPにて「ドットメッシュシリーズ」が売れていきました。

定番アイテムなので基本通年で在庫を持っているのですが、真冬の時期にザクザク動いたのは驚きました。

「ザキオカサウナで気に入って購入しました!」というコメントを下さる方もいらっしゃり、謎が解けました。

現在は「ザキオカサウナ様での販売用」も検討してもらっている状態です。

ザキオカサウナ

事例② NOT BUSY様

広島県江田島市にあるNOT BUSY sauna&cafe様。

こちらもご担当者様が上下画像にあるようにリネンライクシリーズ(現在完売中)を購入⇨使用感を気に入っていただき導入という流れでした。

現在「追加生産」のオファーをいただき2回目の納品準備が進行中です。

NOT BUSY

事例③ kasika 京都北山様(2025/5/1OPEN予定)

こちらは京都北山にオープン予定のプライベートサウナです。

こちらではドットメッシュシリーズのショーツ、テントサウナパンツを納品させていただきました。

「レンタルサウナ着」としての運用を予定されています。

こちらは「別店舗のリニューアルに伴う館内着」の企画も並行して進行中です。

kasika 京都北山様

事例④ 湯乃泉草加健康センター様

日本一のサウナ施設とも言われる名店「草加健康センター」様では「熱波師ユニフォーム」としてドットメッシュシリーズを導入いただいております。

ボディとして納品させていただき、追加でプリントを入れた仕様となっています。

湯乃泉草加健康センター

事例⑤ 新規温浴施設様

具体的なお名前は出せませんが、複数の施設様との企画が進行中です。

事例①③④の元となったドットメッシュシリーズをベースに、生産背景を中国にアレンジしてコストを落とした企画や、生産相乗りによる極小ロットでの納品準備などを進めています。

後述しますが、要望に合わせて「生産背景をアレンジできる」のもウチの一つの強みだと思います。

 

「販売すること」への温浴事業者特有の「強み」

洋服などを購入する際に『試す⇨気に入る⇨購入する』といったような代表的な流れがあると思います。

お店の方は「まずは試してもらう」ことが大事になるので頑張って接客しますし、

お客側は「試して気に入っちゃったらどうしよう(別の買い物来てるのに)」みたいな心情があることが多いので、

そこで若干の「押し合いへし合い」関係が生まれます。

温浴施設さんではそこがお互いにノーストレスでスムーズです。

特にサウナで使うアイテムは「身体性を伴って体感できる」ので、気に入った場合の説得力が違ってくると思います。

帰りがけにその気に入ったアイテムが「買える状態」であれば、そこでの購入率は高いと思われます。

ここで外国人ゲストも想定しているとしたら、お土産としてさらに購入率が高い気がしています。

※後述しますが、これまでの館内着文化では「気に入ってるし、買いたいのに買えない」というケースが多く、「価値が宙ぶらりん状態」でした。2025以降はそこをスムーズにするのが良いのでは?と考えます。

事例①で紹介したように、サウナから帰って、わざわざウチのHPを探して、季節外れにも関わらず購入してくださる方が少なからずいらしたのはその根拠と言えます。

上記の流れを考える場合に「試してもらう」はスキップして「気に入ってもらう」に注力すれば良く、

「クオリティの高い、販売可能な館内着を作る」ことがポイントになりますが、そこはサウナグッズ研究室がお力添えできます。

実績をベースにすることで「数十枚〜100枚程度」の小ロットから対応可能ですし、常にブランドとして新規提案を継続してきています。

※後述にてサウナグッズ研究室の経歴をまとめたものを記載しますのでそちらも併せて読んでいただけると嬉しいです

 

これまでの館内着文化について

施設利用者に対して「館内をリラックスして楽しんでもらうための衣服」として「館内着」がありました。

同じ文脈で「サウナパンツ」も存在します

<ポイント①>

これらは「温浴施設事業者」さんの所有物ではなく、温浴事業者へ洗濯サービスを納品している事業者=「洗濯やさん」の所有物であるケースが多いです。

これが施設利用者が「これめっちゃいい!売ってくれ!」と「施設の人」に言っても「販売できない」と言われてきた理由の一つです。

そこをクリアするためにサウナグッズ研究室として、施設さんとコラボして制作している「館内着シリーズ」があります。

「欲しい人」(自分も含め)に、関わる人全てが気持ちの良い形で提案して来ました。

一方でお客さん目線で館内着を見た時、「特にこだわってなさそうなアイテム」「似たアイテム」も多く見かけるのではないでしょうか?

これは<ポイント①>がミソで、「業者感のやりとり」は前例主義的であったり、シンプルなコスト主義的になることが標準だと思います。

これはおそらく「全てのプロ」に当てはまると思いますので、否定的な意図はありません。

さらに「洗濯やさん」に「卸すことが得意なメーカーさん」も複数社ありますが、そこの手法としては「中国に生地の在庫を積んでおくことで安く仕上げる」のが基本的な考え方になっていると想像します。

なので「特にこだわってなさそうなアイテム」「似たアイテム」=生地やボディが全く同じであったり、色が違うだけとか着用感が同じ。などが多くなります。

これも否定的な意図はなく、その「恩恵」は利用者に還元されてきたと理解しています。

しかしながら2025年以降は「上記の型にハマらないやり方」を模索する方が良いのでは?と思っています。

サウナグッズ研究室(SaunaGoodsLabo.)について

2017年に「サウナグッズブランド」としてスタートした「サウナグッズ研究室」。

私、中村ポニョリオンが「サウナ」にハマったことをきっかけにスタートしました。

私のアパレル業界での経歴を簡単にご紹介します。

経歴

・ファッション系の専門学校を卒業。

オリジナルアパレル&雑貨メーカーでの営業/商品企画/生産

⇨オリジナルブランドの卸営業や商品企画と生産管理。展示会の開催や参加。メインは海外生産で、アパレルの基本を身につける。

アパレルOEMメーカーでの営業&生産

⇨有名アパレルブランドへのオリジナルアイテムの提案営業と生産。当時タイ、韓国、中国、インドネシアなど生産拠点のバリエーションが増える。

国内アウトドアブランドでのアパレル生産管理

⇨国内アウトドアブランドでのオリジナルアパレルの生産管理。日本国内での生産のバリエーションが増える。

という感じです。

いわゆる職人的な「専門家」というよりも、広範な知識で色々な生産背景を使う「ジェネラリスト」的だと思います。

アパレルのジェネラリストが「サウナ」に興味を持った時に感じたことは

・サウナで使用することの異常さと面白さ

です。

例えばアウトドアブランドでは「標高何mクラスの山に登る」とか「⚪︎ミリ級の雨でも濡れません」とか「〇〇なのに何グラムしかない」とかを想定してモノづくりをします。時には生死に関わるかもしれないアイテムも制作しますし、基本的な考え方として開発や性能試験、選ぶ生地などが相対的に高価になりがちです。

そのため、興味がない人にとっては「なんでこんな高いの?」と感じることが多くなってしまうケースが多いかと思います。

そして、サウナでの使用を想定した場合、普通の衣服ではありえない想定をする必要があります。

例えば「濡れた状態で着用する」とか想定温度帯が「水中で0℃〜100℃超えの可能性がある」とか「何度も濡れたり乾いたりする」みたいなことですね。これを「課題」とします。

上記は端的に言って「異常」です。こんなのに向けた「開発」なんてどのアウトドアブランドもやってません。

これをアウトドアブランド的に「糸から開発」みたいなことができれば楽しいですが、当時から今も「そこまで市場がない」と考えています。

アウトドアブランドなどが「こだわれる」のは、ある種「巨大な市場の支えがあるから」です。

もちろんアウトドア人口も最初っから巨大だったわけではなく、「スキモノ」が草の根活動で裾野を広げていくことで育ってきました。

そこに「ファッション性」の持つ拡散力はもちろん大きい要因になっています。

僕はこの「スキモノ」を増やしていきたいと思っていますので、芸術作品のような「ハイエンドサウナアパレル」を出すよりも、「買える値段で日常的にも使いやすいリラクシンなサウナアパレル」を展開していく方が良いと考えています。

個人的にはヴェイランスとかアクロニウムとか好きですが、まだそういうラインが活躍できる市場の状態ではないと思ってます。

一般的に「買いにくいモノ」だと結果的に「ファッション性」の拡散力が微妙になると思っています。

では「課題」にどう向き合うか?ですが、「アパレルでの経験と知識と感性」です。

糸や生地の特性理解やそのチョイス、縫製仕様や型紙の知識、何をどうしたらコスパが良く「課題解決」に向けたモノ作りができるか?を考えています。

もちろん自分が着たいと思えるかどうかの「感性的な遊びの部分」も取り入れていますし、製品試験が必要であればテントサウナやプライベートサウナで楽しみながらやればいい。

なので「課題」に対して

「ゼロイチで現状出せる100点に挑み続ける」=ハイエンドモデルを目指すというよりは、

「いろんなバランスを加味して現状80%以上」をアベレージで叩き出すというイメージが近いと思います。

こういうアプローチの課題解決に対して「僕自身が楽しめている」のも強みだと思ってます。

直近の提案ですが新作のコチラとかもめちゃくちゃ出来がいいです。企画意図を超えてきた縫製工場さんに感謝です。

「普通の館内着」として、どこかでの施設さんで導入して欲しいですね。

さて、上記のような総合的なブランドとしての地力や、実績で見られるような柔軟な対応、幅広い提案力はこれまでの卸売専業メーカーさんでは構造上難しいのではないかなと思いますし、おそらく他のサウナブランドさんでもできるところは少ないと思います。

逆にウチが逆立ちしてもできないことをたくさん実現可能であると思いますが、その辺りは「得意分野が違う」と言う感じです。

おわり(館内着の製作をお考えの施設様のご案内)

いかがでしたでしょうか?

すごく長くなりましたが、「館内着文化」の「未来への提案」ができて充実感があります。

きっかけはサウナアパレルでもなんでもいいのですが、「日本のサウナの面白さ」を海外にしっかりと伝えることができたらとても面白いと思っています。

また、館内着の製作をお考えの施設様は、下記のお問い合わせフォームにてご連絡ください。

サウナグッズ研究室|お問い合わせフォーム

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