ウィスキング サウナグッズの研究室

サウナウィスク(ヴィヒタ)を部屋に飾る&戻し方について

こんにちは!

しらかばスポーツのサウナグッズ研究室です。

今回は ”サウナウィスクの部屋での飾り方と戻し方” について書いてみました。

お時間あれば是非読んでってください!

最近よく聞かれること

「ヴィヒタって部屋で飾っても香りますか?」

めちゃめちゃわかります。

サウナ好きな人向けのギフトにしたり、インテリア的に香ってくれると嬉しいですよね。

樹種や、個体差も大きいと思いますが

基本的に部屋が香りで満ちるほどの強い香りは期待できないですね。

香りの原理について少し説明すると、

葉っぱや花の香りというのは、そこに含まれる「匂い成分のある油」のようなものが”揮発”して、鼻に届いたときに感じます。(ガソリンを想像するとわかりやすいですね)

ちなみにその揮発速度が早いと”トップノート”、遅いと”ベースノート”などと呼ばれます。香水好きな人は聞いたことがあると思います。

大量の葉っぱや花から、その「匂い成分のある油」みたいなものを抽出したものがエッセンシャルオイル=精油と呼ばれています。

つまり部屋にサウナウィスクを一本飾った場合、

「サウナウィスク一本からとれるエッセンシャルオイル成分」

以上には香ることはないわけです。

サウナウィスク一本からとれるエッセンシャルオイルがどれくらいあるかはわかりませんが、いいとこ「1適」とかそんなレベルな気がします。

それなりの空間にエッセンシャルオイル一滴垂らしても、

「部屋にその香りが充満する」ことは考えにくいかと思います。

なので、顔を近づけたり、フワッと風が立ったときなどに「おっ」と思うようなイメージですね。

またはお風呂場などであれば「狭い」&「蒸気がある」ので結構香りを感じられると思います。

乾燥した草花なので、ポプリ的に自分のお気に入りの香りなどをスプレーして楽しんだりするのもアリですね。

ちょっと実験も兼ねて「一回戻す」のもやってみました。

サウナウィスクを戻してみた

コチラがしらかばスポーツのサウナウィスクに貼ってあるステッカーです。


今回は ”ぬるま湯で戻す” と ”冷水で戻す” パターンを試してみます。

この時、特に施設さんに要注意なのが

「塩素入りの水(お湯)は使っちゃダメ!絶対!」です。

水をためるのって結構大変なのでやりがちですが、

せっかくの香りが飛んでしまい、ウィスクにも塩素っぽい匂いがついてしまいますので是非ご注意ください!

今回使用するのはまだ未発売の「BIRCH x SAGE」(白樺xセージ)です。


爽やかな白樺(ヴィヒタ)の香りと、神聖なイメージのセージのミックスです。

まずは ”ぬるま湯(42℃程度)”で戻してみます。

表示にあるように、袋の口をあけて袋ごと浸します。

しらかばスポーツのサウナウィスクを入れている袋には

小さい穴がいくつかあけてあるのでそのままドボンでもOKです。

今回は一本しかないのであまり意味がないですが、他のウィスクとの摩擦で葉が落ちたりしないように&ゆっくり水分を含ませるための戻し方の工夫ですね。

こんな感じです。


ひっくり返したりしながら30分後。袋も外しました。


元々袋の中にあった葉っぱのカケラも入ってますが、キレイに戻ってますね。

注目してもらいたいのが水の色です。

うっすら緑色になっているのがわかりますでしょうか?

コレ、いわゆる香りの成分や、お肌に良いとされる成分などが

「お湯に溶けていってる」ということだと思います。

ちなみに ”冷水” で戻した画像がコチラです。


袋の内側の水(微妙に色が違う)ですら、

お湯の時と比べてもうっすら色がつく程度になってるの伝わりますかね?

並べてみましょう。


ちなみにイベントなどで、ぬるま湯に大量のサウナウィスクを浸けて2時間とかおいておくとかなり茶色っぽくなります。

おそらくですが、

<冷水でゆっくり戻す場合>

香りやその他の成分が「サウナウィスク」に残る = ウィスキング向け

<ぬるま湯やお湯で戻す場合>

香りやその他成分が「水分にうつる」=ロウリュやアウフグース向け

ということが言えるのではないかと思います。

お茶とかコーヒーの「水出し」みたいなイメージですね。

※ちなみに冷水30分のみだと、そもそも冷たいですし、まだ「乾燥した葉っぱ感」が若干残っているため、そのあとぬるま湯で5分程度浸す工程をオススメしています。

水を切って、つるすとこんな感じです。


右は冷水、左がぬるま湯ですが見た目ではほとんどわかりませんね。

でもやっぱり一回戻した方が「保存時のクセ」が取れてやっぱりキレイです。

また、戻した方が香りが広がりやすい気もします。

サウナ施設さんなどでサウナ内に吊る場合には、

乾燥しすぎないように気を配ってあげると良さそうです。

また、使用後のサウナウィスクをお湯などで煮出してロウリュ用やアウフグース用にリサイクルするのも良さそうですね。

※ただし、白樺の枝からはかなりスモーキーな燻製のような香りが出てくるのでイメージとは違っちゃうかもしれません。

ちなみに現在しらかばスポーツのサウナウィスクの取り扱いは

サウナグッズ研究室(卸売もしてますのでご相談ください)

サウナイキタイSTORE

にて展開中ですのでよろしくお願いいたします。

ではまた〜。

サウナグッズ研究室はこちら

-ウィスキング, サウナグッズの研究室