ご機嫌いかがでしょうか?
サウナグッズ研究室です!
今回は夏の衣料におすすめの「ぬれ吊り干し」についてご紹介です。
恥ずかしながら私も去年から導入した「ぬれ吊り干し」。
さらに今年からより扱いやすくアレンジした洗濯法ですが、
ありがたいことに好評いただいている「Linenシリーズ」や「Sauna↔︎Livingシリーズ」のデイリーケアとしてとてもおすすめでき、かつお手持ちの「麻系衣料」「綿麻のシャツ」「速乾生地」などにも応用が効くので今回記事を書かせていただきました。
「丁寧な暮らし」というには大袈裟ですが、生活の質や洗濯の解像度が上がると思います。
お時間あれば是非読んで行ってくださいませ。
ぬれ吊り干しについて
「ぬれ吊り干し」という言葉、あまり聞きなれないのではないかと思います。
私がこの言葉を知ったのは「2014年ごろ」です。
2016年の末に「日本の洗濯表示の規格が変更される」とのことで、当時働いていたメーカー内で「その変更を前提」に商品企画に携わっていました。
規格変更の目的としては「国際的な表記に合わせる」「より細かく適切な洗濯表示ができるようになる」などがあり、
表示マークの変更と、種類の増加がありました。
ここで一部ではありますが洗濯表示における「自然乾燥についてのマークの変更と追加」をまとめます。
どうりで昭和生まれの僕には聞き慣れないわけです。
「ぬれ干し」の意味としては「脱水せず(絞らず)干す」ことで、主に「脱水によってシワがよってしまう麻などの繊維製品の干し方」として追加された概念のようです。
一応アパレル製品のプロとして、存在は知っていましたがあまり使用してこなかった「ぬれ吊り干し」のマーク。
基本のやり方はコチラのように、「水が滴るくらいの状態で干す」イメージです。
(引用:https://www.zutto.co.jp/blog/category/maintenance/378)
麻製品で挑戦してみたら仕上がりは抜群に良いのですが、個人的に若干面倒でしたのでアレンジ版も提案させていただきます。
サウナグッズ研究室オススメ「ぬれ吊り干し」のアレンジ方法
ポイントとしては
ポイント ・基本は他繊維の衣類も出来るだけまとめて洗いたい ・普通のぬれ吊り干しのように「水が滴り落ちてもいい環境」を用意するのが面倒
という前提がありました。(ズボラですみません)
その上でアレンジ案のやり方としては、「脱水時間を最短」に設定するだけです。
僕が使っているドラム式洗濯機は、適当に洗濯物を入れてスイッチを押すと自動で「洗剤の量」と「洗い」「すすぎ」「脱水」の時間を提示してくれます。ここで一時停止して、「脱水」の時間を最短(うちのだと1分)に設定してスタート。
※もし最短設定でも「水が滴るレベル」の場合はもう少し長くするなど調整してください。
脱水が終わったら、「Linen製品」や「Sauna↔︎Living製品」のみを取り出し、タオルや肌着などの「綿製品」は追加で脱水を掛け直すというわけです。
自動設定の「脱水6分」と、手動で設定する「脱水1分」の比較がコチラです。
全然シワの入り方が違いますよね。
振り返って考えれば「自動設定」の脱水時間で洗濯した衣類は、ドラムの外側に「びっちり張り付いた衣類」をほぐしてから形を整えて干していましたが、もしかしたら「脱水パワー」(遠心力)でわざわざ「折りシワがつくように」していたのかも?と思いました。
「丈夫でシワになりにくく、水を含むと非常に乾きづらい綿製品」であれば、この工程で水を搾り切ることに意味があると思うのですが、「全ての繊維製品には当てはまりにくいのではないか?」と改めて考え直すきっかけになりました。
さて、取り出した「Linen製品」や「Sauna↔︎Living製品」は、自動設定の脱水よりは「ぬれ感」はありますが、滴り落ちるほどではなく、軽くバサバサとはたいて形を整えて干すことで、自重と風のパワーでシワが伸び、乾燥後の仕上がりがとてもキレイです。(なんなら畳むのを躊躇するレベルでキレイです)
麻や「Sauna↔︎Living生地」の速乾性がなせる技ですね。
※それぞれの「速乾性」については記事をご確認くださいませ
上記の「アレンジ洗濯法」ですが、特にリスクはない(もし脱水が足りなければ脱水だけやり直せばいいだけ)と思いますので、手持ちの「綿麻生地」や「薄手の綿100%のシャツ」「速乾性のあるアイテム」なども上記のアレンジ案で仕上がりがいい感じ&脱水時間短縮になる可能性が高いと思うのでぜひ試してみてもらいたいです。
Sauna↔︎Living製品/Linenシリーズの表示について
Sauna↔︎Livingシリーズや、
Linenシリーズについてですが、
これらの製品についている洗濯表示は、「日陰で吊り干しが良い」の表示になっています。
ですが、上記のように「脱水1分」でのアレンジ洗濯方法をこれからはオススメします。(もしくは濡れ干しも可)
※実はサ研おすすめの洗濯方法は「洗濯表示」で表示するのが非常にややこしいです。理由として「脱水の仕方」は表示マーク自体がないので、文章で表現するしかなく冗長になってしまうという点、さらに言えば「ぬれ干し」を試してみてもらいたいものの、上記の都合で「やり方がわからない」「面倒臭い」と敬遠されてしまう恐れがあることが挙げられます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
個人的にはこの「アレンジ洗濯法」で生活が少し気持ち良くなりました。
ウチの製品だけでなく、お手持ちの衣料品にも十分応用可能だと思いますのでぜひ試してみてください。
今後も「洗濯について」「衣料品のケアについて」など、ちょこちょこ発信できればなぁというふうに考えています。
あなたのサウナライフがより快適になれば幸いです。
では引き続き「良きサウナライフ」を!