ウィスキング サウナグッズ サウナパンツ テントサウナ

Sauna↔︎Livingシリーズのご紹介(サウナイベントで何を着るか問題について:2024年Ver.)

ご機嫌いかがでしょうか?

サウナグッズ研究室です!

今回はサウナグッズ研究室のコンセプトである「Sauna↔︎Living」「一つの集大成的」なアイテムたちのご紹介です。

また、過去の自分の記事である『テントサウナイベントで何を着るか問題について』の2024年版のアンサーでもあります。

「最近の猛暑にはウンザリで、出来るだけ快適にコスパ良く夏を過ごしたい」「サウナの体験価値は損なわずに、他人の目線を気にせずに過ごしたい」「ウィスキングやアウフグースのイベントで着るためのアイテムが嵩張る&手間がかかってしょうがない」という方はぜひ読んでいってくださいませ。

はじめに

コレまで、自分がサウナイベントへ参加させてもらってきた中で、まだまだ「衣類」には課題があると感じていました。

例えば、サウナイベントやテントサウナなどでの水着混浴シーン。

もちろんサウナ体験は出来るだけ裸に近い方が体験価値が上がるのは間違いないですが、性別を超えてサウナ体験をシェアできる楽しさも格別ですよね。

しかしそこには「水着を着る」必要性があり、また(私もそうですが)「できれば肌を晒したくない」思いから、ドライ生地のTシャツやパーカーなどを羽織るという人も多く見てきました。

そんなシーンに通うにつれ、「サウナの熱や、水の冷たさ、そよ風の気持ちよさは邪魔しないけど、自分の体を目隠しできるような洗練されたアイテムがあればいいなぁ」とずっと感じてきました。

今回の企画は結果的に、「サウナに入ることを前提に作ったら、日常生活においても未体験ゾーンの快適性があるものができた」と言えます。

着用シーンについて

実際に着用してのサウナを楽しんでもらいました。

「サウナ」

水風呂

外気浴

普段着として

 

生地スペックについて

今回採用したのは「国産の立体マイクロメッシュ」の生地で、ストレッチ性と撥水加工がされています。

至近距離で見れば「生地に穴が開いている」のが確認でき、遠目では全く透けないです。

この生地を採用した大きなポイントが三つあります。

「おそろしく軽くて薄い生地」「圧倒的な速乾性がある」「通気度が高い」です。

それぞれ説明させていただきます。

軽さについて

まずは今回のSauna↔︎Living shirt -Huge-と館内着風ロールエッジサマーニットTを比較します。

軽さ

・館内着風ロールエッジサマーニットT:360.0g
・Sauna↔︎Living shirt -Huge- :152.2g

コットンのTシャツの40%程度です。

さらにSauna↔︎Living pants -BONTAN- を、一般的なデニムパンツ、同じ型紙のリネンスラブワイドタックサウナパンツと比較します。

軽さ


・デニムパンツ(32x34程度):651.1g
・リネンスラブワイドタックサウナパンツ:328.8g
・Sauna↔︎Living pants -BONTAN- : 195.0g

デニムパンツの30%程度、同型のリネンと比べても60%以下の重さです。

ちなみにショーツ版は

・Sauna↔︎Living Tent Sauna pants 3.0:117.1g です。

使用用途を鑑みても、なかなかこのスペックは出せないのではないかと思います。

圧倒的な速乾性について

速乾性についてはカケンさんに依頼したのですが、試験の方法が「吸水させてから、その水分がなくなるまでの時間」を測る試験のため、表面の撥水加工により「やってみたけどそもそも吸水してくれないから測定不能」と言われてしまいました笑

というわけでセルフ実験です!(笑)

A4サイズにカットした4種類の生地を「5分浸水」して吸水させ、「3分脱水」。日陰で吊り干しして「水分がなくなったタイミング」を計測しました。

乾燥にかかった時間ですが

乾燥時間


①綿100%のカットソー:4.3時間(260分)
②麻100%の布帛:2時間(120分)
③ドライTポリ100%カットソー:50分
④Sauna↔︎Livingポリ100%布帛:30分

圧倒的な速乾性がありますね。

③と④の差の原因は「カットソー」であるか「布帛」であるかの差でもあると考えられます。

ポリエステル繊維自体は水を吸わないので「生地の組織の空白にどれほど水が入り込むか?」の差が出ています。

そもそもなのですが「A4サイズにカットした生地の重さ比較」「ドライTの半分程度の重さ」というのがスゴイです。

通気度について

ちょっとわかりにくい単位ですが「cc/cm2・sec」という単位で比較します。

「平方センチの生地を1秒ごとに何ccの空気が通過したか」という意味です。

「①綿100%のカットソー」「③ドライTポリ100%カットソー」の比較を行います。

乾燥時間


①綿100%のカットソー:23.7cc/cm2・sec
③ドライTポリ100%カットソー:123.0cc/cm2・sec
④Sauna↔︎Livingポリ100%布帛:76.6cc/cm2・sec

ドライTカットソー生地には劣りますが、綿100%の生地と比べると倍以上の通気度です。

速乾性でも触れましたが、カットソー生地は布帛生地と比べて空白が多いため、通気度は抜群です。

しかしこれはそのまま「水を含みやすい=乾きにくい」「透けやすい」にも繋がると思われます。

濡れても透けにくいのが今回の生地です。

使用用途を鑑みたときに④Sauna↔︎Living生地は非常に良いバランスだと思っています。

長く愛用するために

各種生地試験において数値的に特に問題はないのですが、使用感として「ひっかけ」と「摩擦&洗濯による毛玉」が若干気になります。ひっかけてしまった場合は「周囲の生地を揉むように伸ばして中に入れる」か、優しくカット。毛玉も引っ張らずに優しくカットしてもらえるとキレイな状態で長く愛用できると思います。

続いては個別の商品紹介です。

Sauna↔︎Living Pullover shirt -Huge-

モデル:168cm サイズ:MF(170cm〜推奨) ダークグレージュ着用

モデル:157cm サイズ:LF(〜170cm未満推奨) ダークターコイズ着用

水抜き仕様のディテール

着たままでも肌が見えにくく汗を拭きやすい「開き」の設計

ボートネック仕様なので、サウナメガネなどをかけたままでも脱ぎ着しやすいです(個人のサイズによるので断言はできませんが)

Sauna↔︎Living Pullover shirt -Huge-MF(身長170cm〜推奨)


Sauna↔︎Living Pullover shirt -Huge-LF(〜身長170cm未満推奨)

Sauna↔︎Living Wide tuck sauna pants -BONTAN-

モデル:168cm サイズ:ワンサイズ ダークターコイズ着用 ※トップスはLF(〜170cm未満推奨)を着用

モデル:157cm サイズ:LF(〜170cm未満推奨) ダークグレージュ着用

ボンタンパンツのバックポケットには「水抜き仕様」は付けていません。そもそもメッシュなので機能的には無問題です。


Sauna↔︎Living Wide Tuck Sauna Pants -BONTAN-

Sauna↔︎Living Tent Sauna pants 3.0 ※7/末〜8/上デリバリー

モデル:168cm サイズ:ワンサイズ ダークグレージュ着用

モデル:157cm サイズ:ワンサイズ ダークターコイズ着用

こちらは「TentSaunaPants3.0」として制作しました。アイコニックな「水抜き仕様」つきです。

Sauna↔︎Living Tent Sauna pants 3.0

Sauna↔︎Living Tent Sauna Poncho

ワタシが「ウィスキング」する際や、「テントサウナイベントに持ってくならこういうの欲しいな」と思ったポンチョも制作。

驚くほど軽くて薄いので複数枚持って行っても嵩張らず、

圧倒的な速乾性で、イベント時のホテルで洗濯機を探さなくても手で軽く洗って干せば余裕で乾きます。

ただし一枚使いでアウトドア想定ならば「春〜初秋くらい限定」かなと思ってます。晩秋〜冬場はアウター使いできるアイテムも欲しいですね。

シンプルな作りながら超オーバーサイズにしてあるので、ドロップショルダーのノースリーブみたいなシルエットになります。

モデル:168cm サイズ:ワンサイズ ダークターコイズ着用

モデル:168cm サイズ:ワンサイズ ダークグレージュ着用

実は2022年の万平蒸祭時にはコレらのサンプルは完成しており、フィールドテストを何度もしています

その際に、裾がテントサウナのストーブに当たって溶けてしまったので「Agunino」という「難燃素材」に切り替えてあります。

もちろん女性も着れます。

モデル:157cm サイズ:ワンサイズ ダークターコイズ着用

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、共生地のレイヤードスタイル魔法使いっぽくてかっこいいんですよ。


Sauna↔︎Living Tent Sauna Poncho

おわりに

つい先日参加させていただいた「森、道、市場2023」では3日間の開催期間、ビッグTとボンタンパンツのセットアップで過ごしました。

風が本当に気持ちよいことと、ほぼ重さを感じないレベルの軽快な着心地、軽くて薄いので荷物が減らせることなど、「なんで今までコレ売ってなかったん?」レベルで本当に快適に過ごせました。

それ以来気温が低い日以外は上下どちらかコレ着てます。

梅雨のジメジメや夏の猛暑、秋の風の気持ちよさまでカバーできる名品が出来ました。

あなたのサウナライフがより快適になれば光栄です。

では引き続き「良きサウナライフ」を!

撮影地協力:上野北欧さま

-ウィスキング, サウナグッズ, サウナパンツ, テントサウナ