こんばんは。みなさまご機嫌いかがでしょうか?
サウナグッズ研究室です。
今日は2021年、しらかばスポーツとしての新しい取組みを紹介させていただきます。
①はサウナウィスクまわりについて です。
お時間あれば是非読んでいってくださいませ〜!
僕らがこだわる「サウナウィスクのクオリティ」とは何か?
しらかばスポーツ=日本初のウィスキング集団として、こだわっているのが生命線とも言えるサウナウィスクとそのクオリティです。
現在、メインで振るサウナウィスクはラトビア産オーガニックのサウナウィスクになっています。
初期の頃、右も左もわからず色々な国やメーカーさんから購入して試してきた中で、実際にあった「コレはちょっとな〜」という実例をいくつか紹介します。
①でっかい
②カビ臭い
③変な形のクセがついている
④香りが弱い
⑤メーカーさんとのやり取りがダルい
①でっかいについては、ロシアから購入したオークやフィンランド産の白樺などでありました。
コレはもう作る人の体格差やウィスキングのスタイルの違いが大きいと思います。
規定サイズみたいなのがないので、作り手のサイズ感がモロにでちゃうんでしょうね。販売サイトに詳細なサイズ感が掲載されていないところもありますし。
フィンランド産はセルフウィスキングの文化っぽいのでデカイというか長いイメージですかね?自分でやっても背中や足先も届くよ〜的なことかもしれません。
これとか↓ 握り拳が10cm程度として葉っぱ部分だけで60cm近くありそう。
あとそもそも収穫時の「白樺の若い枝」自体が結構長いのかもしれません。
セルフ中心であれは理にかなってる気がするのですが、
僕らがやるウィスキング的には
”長い=遠心力で葉っぱがとれやすい&振ってて重い”
という印象です。
ラトビアのサウナウィスク農家さんから聞いたのですが、「ウィスキングマイスターは自分の手から肘までの長さ以下のウィスクを好む」らしく、
これは「わざと小さくアレンジしたサウナウィスクを振った体感」で「めちゃわかる〜!」って感じです。ちっちゃいのもあった方がいいんですよね。
②カビ臭い と ③変な形のクセがついている
はメーカーさんの保管状態が影響してそうですね。
②カビ臭いについてですが、
ざっくりヨーロッパ圏から購入することが多かったのですが、年間通して湿度が高いわけではないエリアにもかかわらず「カビ臭い」サウナウィスクに関しては購入時の“あるある”な気がします。
倉庫の環境がカビっぽいのか、通気が良くないのか、保管方法が悪いのかわかりませんが、何にせよ「カビ臭い」サウナウィスクはけっこう見ました。
余談ですが、個人的に「国産ウィスク」の最大の敵が“湿度”ではないかと想像しています。ヨーロッパクラスの湿度ですら”あるある”なので、乾燥させる保管環境や、繊細なケアが大事になりそうです。
③変な形のクセがついているに関しては、
おそらくですが乾燥させたサウナウィスクを箱に詰めて保管しているメーカーさんの場合に、ギチギチに詰め込みすぎてると、箱の中でウィスクが寄ってしまって形が歪んでしまってるものがあった感じですね。
①、②に比べれば多少はいいかなって感じですが、複数人でウィスキングする場合など、「あのウィスクめっちゃ歪んでるね」って印象になっちゃう事もありますね。
④香りが弱い に関しては、主に白樺やオークなどメインで使うウィスクを水で戻した時に気づくんですが「なんか香り弱くない?」ってやつですね。原因としては個体差やとれた年などもあると思うのですが、可能性としては「保管期間が長い」も考えられるかなと。
⑤メーカーさんとのやり取りがダルい はウィスクのクオリティとは無関係かも知れませんが、メールが若干雑でやりとりにすごい時間がかかったり、支払い方法が面倒だったりすることがあったりして、そういうのを乗り越えて届いたウィスクがカビ臭かったりするとめちゃ悲しいっていう笑
上記の①-⑤をクリアしてくれて、とてもよい関係性を築けたかな?と思っているのが前出のラトビアのサウナウィスク農家さんです。
以前インタビュー記事を書かせていただきましたが、
上記①-⑤をある程度の水準でクリアしてくれた上に
・丈夫で振りやすい(気がする)
・オーガニックへのこだわりをお持ちで、ハーブなどにも造詣が深い
・サウナウィスクの種類も豊富だし今後も増える
・何故か香りもよい(気がする)
ちょっとづつ取引を重ね、新しいウィスクを試したりコミュニュケーションが増えるにつれ、“噛めば噛むほど味が出る”というか、シンプルに「いいメーカーさんだなぁ」と思って、今ではしらかばスポーツのウィスキングには欠かせない存在になってます。
2020年末に地味〜に起こってたこと
荻窪なごみの湯さんと、錦糸町ニューウイングさんで「12月のイベント用にサウナウィスクを使いたい」と相談を受けまして、ほぼ同タイミングでイベントで使用してくださいました。
ニューウイング吉田さんに「イベントでのサウナウィスク反応どうでしたか?」と聞いたら「めちゃめちゃ良かったよ」と言われて
正〜直、意外でした。
熱波などで使うアロマオイルなどと比べれば香りも穏やか、見た目も地味ですし。
実は密かに「サウナウィスクを置いたくらいで反応でないだろうな〜。」
くらいに思ってました(笑)
だってイベント内容はこんな感じですよ。
12月24日は
「あつひえクリスマス
シングルベル」冷水プール シングルチャレンジ
水風呂 18℃〜20℃
ボナサウナ ちょいあつ
テルマーレ改 ヴィヒタの香り
二股 42℃〜44℃
ジャクジー 39℃で嫌な事は忘れましょう pic.twitter.com/ZAIhoiRYaB
— ニューウイング吉田 (@newwingyoshida) December 22, 2020
ボナがちょいあつ
冷水プールがシングルチャレンジ
この2点の時点でめちゃ”強い”ですよね。
そこにサウナウィスクがあったとして、良さが伝わるのか若干不安でした笑
テルマーレは特にセッティングもいじらない予定でしたし。
ですが、サウナウィスクを置いたテルマーレで当日起こったのは
・テルマーレ利用者さまのセルフロウリュ回数がへり、滞在時間が長くなった
・香りにつられて普段あんまりテルマーレ行かない人も利用してくれた
という
「ゆっくりテルマーレを楽しみ、じっくり芯まで温まった人が冷水プールへ」
といういい感じの光景だったそうです。(絵的には別に普段通りでしょうが笑)
お客さんからも
「めっちゃいいやんこれ」「サウナラボっぽい」「ゆっくり入れていい」
などお褒めの言葉をいただけたようです。
吉田さん曰く「テルマーレはサウナウィスクがあって完成する部屋なのかもしれない」とまでおっしゃってくれました。
前回アップした吉田さんのインタビューにあった、
「お客さんの感受性を信頼して物を作る」という意味の片鱗をみた気がします。
なごみの湯さんもかなり豪華にサウナウィスクをあしらってくださったようで、こちらもお客様の反応は上々だったと聞いています。
しかもニューウイングさんもなごみの湯さんも
「またやりたい」と言ってくださっているっていう。
めちゃ嬉しいですし、何より
めちゃ届いてる気がする。ワイらの ”お気に入り” の良さ。
しかも僕たちのウィスキングをイベントで実施するよりはハードル低く取り入れやすそうです。
何より「コレでウィスキングされるんか〜!」っていう想像もしやすそう。
2021の新しい取り組みについて
さて、本題の新しい取り組みについてです。
まず一つ目、
実はず〜っと考えていた「サウナウィスクのパッケージの日本語対応」
2021年の発注分から切替えさせていただきます!
ちなみにこんなイメージです。
めちゃよくないですか?
入れられるものは「これまでのウィスキング経験から得た情報」も盛り込み
再使用の仕方やその注意などまで記載しました。
おそらく世界で一番ユーザーフレンドリーなパッケージだと思います。
「しらかばスポーツのロゴ入れたい!」っていうのも多少のやりとりはあったものの、快諾していただきました。これまでのお付き合いあってこそで本当に嬉しいです。
順次パッケージは入れ替えて行きます。1/末発送分以降ほぼ切り替わります。混在する可能性もありますが、販売サイトにパッケージ自体はアップしておきますのでご容赦くださいませ〜。
続いて二つ目、
なんと、新パッケージ分からサウナイキタイSTOREさんでも取り扱いが決定しました〜!
まずは定番かつ、肌あたりも香りも差が分かりやすい3種(BIRCH/OAK/MAPLE)のみですが
在庫切れがちな私の販売サイト以外で、取り扱いが増えるのは本当に嬉しいです。(特に最近は突発オーダーが多く、在庫きらしまくっててすみません。。。2021はもう少し頑張ろうと思っていますが。。)
(ちなみに一ヶ月以上納期に余裕がある状態でご相談いただければかなり精度高く納品できると思います(世界のコロナの状況にもよります))
こちらも是非チェックをお願いします!
すでに実店舗で取り扱っていただいてる
・LAKE SIDE HOTELみなとや さまの売店でも、
おいおい新パッケージに変更されていく予定です。
実はこれまであまりサウナウィスクの卸売に積極的でなかった理由は、
裏側でいろいろ事情があったのですが、2020年末にほぼ全てクリアできるようになりました。
いけそうかな?と思えるところまできたので、
卸売に関して積極的になろうかなと思っています。(とはいえ別にバシバシ営業します!とかではないですが笑)
販売していただいても構いませんし、卸値で提供しますのでイベントなどで使用していただいてももちろんOKです。
まぁ、販売自体がめちゃくちゃ楽で、コレは儲かりまっせ〜。という商材ではありませんし、それなりの商品知識や保管方法の工夫などが必要になってくるかと思います。
それでも「扱ってみたいかも?」という方はコチラより是非ご一報くださいませ〜。
三つ目、
ニューウイングさんで
「しらかばスポーツが使うサウナウィスクを体験できるイベント」
つまり
「サウナウィスク香りの体験会」を定期的に開催する予定です。
次回は、前回の白樺のサウナウィスクとはガラっと変えて、
ブラックカラント(カシス)のサウナウィスクを使っていただく予定です。
爽やかな香りが特徴で、香りが弱くなったら葉っぱを揉んだり、枝部分を擦ると復活します。
これまで白樺の香りを嗅いだことがある人に特に体験してもらいたいです。
「サウナウィスクってこんな違うんや!」と感じていただけると思います。
コチラは吉田さんのツイッターなどで告知されると思いますので、
未フォローの方は是非チェックをお願いいたします。
ウィスクのネタはいっぱいあるので同様の取組みにご興味ある施設の方もいらしたら是非お声がけください。
四つ目、
サウナウィスクを作ってくださっている農家さんと「新たなアイテムを一緒に提案する」ことに挑戦します。
超限定生産や受注になっちゃう物も出てくるかもしれませんが、
やってみないとわからない事も多いのでトライアルですね。
春ごろには何かしらアナウンスできるといいなぁ〜と考えていますので乞うご期待!
さて、いかがでしょうか?
ちなみに同様のウィスクやウィスキング自体に興味がある方は施設メンバーであるジートピアさんでももちろん体験できます!
しらかばスポーツとしてウィスキングするイベントに関してなのですが、
コロナの影響で1月末予定のイベントが中止になったりして
サガサウナの悪夢再びという感じです。(ぐぬぬ)
2021は上記のように施設さんとの協業を軸に、
僕たちが信頼するサウナウィスクを通して、
よりウィスキングの魅力を体感してもらえるといいなぁと思っています。
もちろん施設メンバーも募集中です!
さらにちょっと毛色の違った取り組みも始めるのですが、
それは次回 ”しらかばスポーツの新しい取組-②" にて紹介させていただきますのでお楽しみに〜。
ではみなさま、2021も引き続き安全・健康にサウナライフを楽しみましょう!